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同情心

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映画や音楽で好きな作品って沢山あるけど、黒澤明監督作品の映画とザ・クラッシュの音楽はだいたい好き。
黒澤明とザ・クラッシュのリーダーだったジョー・ストラマーのことは尊敬している。

この二人には共通点があって、黒澤明は「同情心はあったほうがいい」と発言していて、ジョー・ストラマーも「同情心を持て」とメッセージしている。なんだかほぼ同じことを言っている。

そんな訳で同情心について薄っすらと考えたりすることがあるんだけど、これが難しい。
人間やっぱプライドがあるから、安易に同情されたりなんかすると傷が癒されるどころか感情的になったりするし。
日本は縦社会だから余計そんなところがあるんじゃないかな、などと思ってみたりもする。

その昔「同情するなら金をくれ!」なんてドラマの台詞が流行ったことがあるけど、実際自分だって安易な同情心で対応されると惨めな気持ちになったり腹が立ったりするし、そのほうがいいかもw

とは言え、やっぱりこう、自分が尊敬する人物のメッセージを真摯に受け止めて実践したいという気持ちもある。

そこで思いついた方法が二つほど。
一つは寄付。こっちはあまりやってないw たまーに国境なき猫もふ...じゃなくて医師団に、誰かのランチ一回分ぐらいの寄付をしたりする。
あとはまあ、コンビニのレジに置いてあるヤツに小銭入れたりとか。

そしてもう一つは猫。飼い主の現れない哀れな地域猫ちゃんに餌を与える。
これはいい。お互い割り切ってるw
あっちもお腹が空いてるときだけ猫なで声で寄ってきて食べ終わったらとっとと去っていくし、こっちもアイツらに見返りとか期待してないからそれでいい。

ま、ワンクッション置くって感じですかね。

それで、先に名前を挙げた二人の共通点がもう一つあって、それは重たい話なんだけど、黒澤は二十代のときジョーは十代のとき二人ともまだ何者にもなっていないモラトリアム期間中に兄を自殺によって失っている。

自伝や自叙伝を読んだところ、それぞれ関係性は随分違うようだけど、いずれにせよ多感な時期に実兄がそういう形でこの世を去っていった。
その経験は人格形成になにがしかの影響を与えているでしょう。

by monochrome_2019 | 2020-01-26 07:00 | モノクロ写真 | Trackback | Comments(0)
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